今、厚底シューズがスゴイ話題になっておりますね。
ナイキの革新的なシューズだというのですが・・・
禁止問題も沸騰してきてるのはなぜでしょう。
今後のマラソンはどうなっていくのでしょう。
厚底シューズ【ナイキ】とは?
(出典:ナイキ公式サイト)
これが今巷の話題となっている厚底シューズのモデルだ!
その名も・・・
ナイキズームxヴェイパーフライネクスト%
でございます。
定価は・・・
税込み30,250円
まあまあのお値段しますね。
履いた瞬間からジャンプするかの如く走りだせるという夢のシューズ。
マラソンの革命と言われるほどなんです。
(ただ耐久性はあまりないみたい・・・200Km程度とか・・・)
その理由は、日本人には難しいと言われていた・・・
フォアフット走法が自然とできるんです。
これまでの日本人は・・・
ヒールストライク走法と言ってかかとで着地するスタイルだったのです。
しかし、アフリカ勢の強い選手たちは皆フォアフット走法。
生まれつきの骨盤の形状によるものらしいです。
ナイキの厚底シューズだと日本人でも、フォアフット走法が自然とできてしまうという画期的シューズ。
そして、厚底シューズで新記録がガンガン出ていると言うのです。
箱根駅伝は84.3%の走者が使用したとか。
(210人中177人)
その記録はもう区間新記録だらけでした。
13人が区間新を出しましたが、うち12人が厚底シューズ使用者だと。
2017年まではアシックスが使用率No.1だったのが今やナイキなのです。
厚底シューズの歴史は?
(出典:ナイキ公式サイト)2017年モデル
上の写真が初代ナイキ厚底シューズです。
かつてはマラソンは・・・
薄くて軽い靴が主流だったのですが・・・
近年、クッションがしっかりとした靴がアスリートから求められてきました。
その結果、2017年から厚底シューズが登場してきたのです。
初代の名前は・・・
ナイキズームヴェイパーフライ4%
(上の写真のモデル)
ナイキの前モデルより4%ほど効率が上がったと言う意味でこのネーミング。
宇宙開発用のカーボンファイバーを底に使用することにより疲れが残りにくくなったのです。
実際に2016年のリオオリンピックでは既に使用され効果を発揮していたらしい!
しかし、ナイキはここで終わりません。
第二モデルも2018年に登場します。
(出典:ナイキ公式サイト)2018年モデル
その名も・・・
ナイキズームヴェイパーフライ4%フライニット
前モデルの名称にフライニットが付きました。
これは、通気性を改善したモデルだったようです。
し、しかし・・・
この後、ナイキの厚底シューズはとんでもない変化を遂げるのです。
特に第二モデルから第三モデルでの進化は・・・
パネェらしい!!
(出典:ナイキ公式サイト)2019年モデル
それが今現在の・・・
「ナイキズームxヴェイパーフライネクスト%」
です。
2019年のこのモデル。
ミッドソールが15%厚くなりました。
(前4mm、ヒール1mm)
これにより、前後ソールの差が11mmから8mmへと改善。
水分吸収率も7%ほど改善され、水が沁みにくいように。
足を地面に就けるとポンポン前に出て行くような感覚なのです。
しっかも、すっごく軽い。
魔法のような靴が誕生したのだ!!
なぜ禁止されるの?
【複数英紙報じる】「ナイキ厚底シューズ」国際陸連が禁止かhttps://t.co/2crmOJjRxm
陸上長距離界を席巻している「ヴェイパーフライ」が禁止となる可能性が高いと報じられている。世界記録なども出しており、禁止となれば陸上長距離界に大きな衝撃が走ることになる。 pic.twitter.com/qamvDLIIov
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 15, 2020
世界陸連が「ヴェイパーフライ」禁止を打ち出す可能性が高いと・・・
英国紙が複数報じているというのです。
なぜ禁止に???
世界陸連の規定にソールの厚さに規定はないのです。
なのになぜ?
引っかかるのは世界陸連の規定から以下の点。
- すべてのランナーが合理的に利用可能でなければならない
- 不公平なサポートや利点を提供するものであってはいけない
世界陸連は昨秋から調査チームを立ち上げているんだとか。
世界陸連の結果は、いつ決まるの?
1月末までに調査チームは結果を発表することになっております。
そしてすぐ決まるわけでは無く評議会で正式に決定される必要もあります。
次回の評議会は3月中旬。
早くても3月中旬までは正式な決定はないのです。
なので、東京マラソンは3月1日なのでまだ厚底シューズ使用が許されることに。
しかし・・・
専門家たちは厚底シューズ禁止は難しいとの意見もチラホラ。
東京五輪前は難しいとみる向きもありますし・・・
あるいは、規制そのものが難しいという意見も。
どうなるのでしょうね。
そこで気になるのは東京オリンピックのマラソンです。
どうなる東京オリンピックのマラソン!
🥉大迫傑(NIKE)#MGC pic.twitter.com/v3UnosqX3d
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) September 15, 2019
オリンピックの代表選考でも話題になってますね。
これまで決定している4人中3人は厚底シューズ使用だそう。
(2020年1月21日現在)
残り一枠は一体誰に???
という事になっているのですが・・・
争っているのはこの二人!!
大迫傑(おおさこすぐる)28歳
vs
設楽悠太(したらゆうた)28歳
決戦の場は・・・
東京マラソン2020/3/1にて!!
二人の記録は・・・
大迫選手が、自己ベスト2時間5分49秒
(ナイキ厚底シューズ第2モデル着用)
そして・・・
設楽選手が、自己ベスト2時間6分11秒
(ナイキ厚底シューズ第1モデル着用)
もし設楽選手が、大迫選手の2時間5分49秒を破ると!
オリンピックが確定すると言うのです。
もちろん、大迫選手も黙って記録を破られるままにはしないはず。
同じく東京マラソンで一層の新記録を出してくるのでは・・・
新記録時には、賞金も1億円と言われていますし。
(大会からも数千万でるというし)
この対決は・・・
「超厚底対決」
ともいわれているのです。
しかも厚底シューズのモデルも・・・
「第4モデル」
に進化しているという!!
厚底シューズ第4モデルで戦うのか?
そして万が一東京マラソンにキプチョゲがサブ2したアルファフライが投下されたらさらに日本記録更新の可能性は高まる… pic.twitter.com/QLHYb3IQ54
— ワタナベカズキ (@skogaku) January 14, 2020
この辺ははっきりわかりませんけど・・・
情報はあります。
どうやら第4モデルは・・・
3層のカーボンプレートが使用されていると!!!
4つのエアクッションも!!
こりゃとんでもないモデルになりそうです。
すでにナイキは特許申請をしているようで・・・
やはりその内容は3枚のプレートが確認できます。
更に、特許内容には・・・
4つの液状クッションも!!!
衝撃吸収材が使用されているようですよ。
既にこのナイキ厚底シューズ第4モデルを使用した人がいます。
マラソン選手の・・・
キプチョゲ選手。
彼はこのモデルを履いて非公認ながら・・・
2時間を切る走りを見せました。
その驚きのタイムは・・・
1:59:40
すげーーー
もちろん、2時間を切るために特別コースを走ったようです。
正式なマラソンコースではありません。
それでもこの記録を叩き出した厚底シューズの第4モデルは凄いのでは??
厚底シューズとは?【まとめ】
こんな革命的なシューズが登場していたのですね。
マラソン界はかつてなく盛り上がっております。
このシューズならどんどん新記録が生まれる事でしょう。
できるなら世界陸連に禁止して欲しくはありませんが・・・
これを禁止したら既に出てしまった記録が泣きますよね。
せっかくの努力のたまもの。
企業的にも努力を重ね、開発して出てきた厚底シューズ。
ぜひ、世界陸連にも認めていただきたいものですね。
それにしてもまずは、2020年3月1日の東京マラソンの試合が楽しみです。
こんな厚底シューズ情報を知っておくともっと楽しめるのではないでしょうか。
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